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次期学習指導要領に向けた「審議まとめ」へのパブコメ募集中!(2026/11/5まで)

3 時間前
読了時間: 10分

【11/5締切】これからの性教育について、あなたの声を届けよう!

現在、文部科学省が次期学習指導要領に向けた「審議まとめ」へのパブリックコメントを募集中です。子どもたちが学校でどんな性教育を学べるとよいか、ぜひ皆さんのご意見をお寄せください!


10/19月 オンラインイベント「パブコメで声を届けよう!これからの性教育、何が必要?」も開催します!


■学校の性教育、もっと充実を

今、全国の学校で「何を学ぶか」の基準となる学習指導要領の見直しが進んでいます。

これからの子どもたちが、性について何を学べるようになるかを考える大切な機会です。


からだのこと、人間関係、避妊や性的同意、困ったときの相談先・・・

自分と周りの人を守れるように、成長に合わせて、誰もが必要なことを学べるようにするには、どのような教育や仕組みが必要でしょうか。


国の案に意見を届ける方法の一つが、パブリックコメント(パブコメ)です。学校で知りたかったこと、子どもたちに学んでほしいことをあなたも伝えてみませんか?


■「はどめ規定」ってなに?

「はどめ規定」とは、学習指導要領で教える内容の範囲を定めた記述のことです。性教育については、次のような規定があります。


小学校第5学年の理科:「人の受精に至る過程は取り扱わないものとする」

中学校の保健体育:「妊娠の経過は取り扱わないものとする」


文部科学省は、これらの規定について、「教えてはならない」ということではなく、すべての子どもに共通して指導する内容の範囲を示すものだと説明しています。


具体的には、子どもの発達段階を踏まえ、学校全体や保護者との共通理解を図り、集団で教える内容と個別に教える内容を区別することなどが求められています。


しかし、「〜について取り扱わない」という表現によって、学校現場では性交や避妊について「教えられない」と受け止められ、必要な学びまで控えられてしまうことが問題とされてきました。(参考:ピルコン「はどめ規定」の運用課題に関するアンケート調査)


また、「個別に教えられる」ことと、「すべての子どもが学べる」ことは同じではありません。必要な知識を学べるかどうかが、学校の対応や、子ども自身が質問できるかどうかに左右されてしまうおそれがあります。


大切なのは、「はどめ規定」の撤廃そのものだけでなく、すべての子どもにどのような学びを保障するかです。 小中学校でも、性交や避妊について発達段階に応じた基本的な知識を、個別指導だけに限定せず、みんなが共通して学べるようにすること。そのために、共通して教える内容を明確にするよう、今回のパブコメで声を届けましょう。


■大切にしたい3つのこと

すべての子どもが、自分と相手を大切にするために必要な知識や力を身につけられるよう、次の3つを大切にしたいと考えています。


①すべての子どもに、発達段階に応じた性の学びを保障する

・性について、一度きりではなく、成長に合わせて段階的に、かつ日常で必要なライフスキルも踏まえて、繰り返し学べるようにする。

・性のあり方、障害、言語や文化、家庭環境などの多様性を踏まえ、誰もが学べる内容や伝え方を整える。


②性交や避妊も、必要な学びから外さない

・性交や避妊について、一律に「扱わない」「個別指導のみ」とせず、小中学校でも年齢や発達段階に応じた基本的な知識を、みんなで学べるようにする。

・共通して学ぶ内容を明確にしたうえで、一人ひとりの状況に応じた説明や相談・支援も充実させる。


③「何を扱わないか」ではなく「何を身につけるか」を示す指針にする

・自分と相手の意思を尊重すること、妊娠や性感染症の予防、性的同意、デートDVなども含め、必要なときに相談先につながることなど、身につけてほしい知識や力を具体的に示す。

・学校や先生によって学びに差が生じないよう、国による指導の手引きや教材、教員研修などを充実させる。


■あなたの意見を届けるには?~パブコメの出し方~

国が計画やルールなどを決める前に、その案について、私たちが意見を届けられる仕組みがパブリック・コメント(通称パブコメ)です。「こうしてほしい」「こんな困りごとがある」という声を、国に直接届けることができます。


1.公式の募集ページで、締切や提出方法を確認する

2.対象の資料から、自分の意見に関係する項目を確認する

3.提出フォームに、意見と必要事項を入力する

4.内容を確認して送信し、送った文章や完了画面を保存する


【参考資料】

▼パブコメについて詳しく確認したい方は、こちらをご覧ください。


■パブコメでは何を書けばいい? 書き方4つのヒント

パブコメでは、こう書かないといけない、という決まりはありませんが、意見を効果的に届ける工夫や考えをまとめるヒントを下記に示しました。

ポイント

考えること

書き出しのヒント

①どの点について?

対象の資料の、どの部分についての意見かを示します。項目名や、分かればページ番号、該当する文章を書き添えましょう。

「〇ページの〇〇について、意見があります。」

②どうして課題だと思う?

その記述では何が足りないのか、誰にどのような困りごとが生じるのかを書きます。

「この記載について、すべての子どもに必要な学びの機会を保障できるでしょうか?なぜなら…」

③どうしてほしい?

追加・変更してほしい内容や、残してほしい記述、必要だと思う支援を、できるだけ具体的に書きます。

「〇〇を、すべての子どもが学ぶ内容として明記してほしいです。」「学校で実施できるよう、〇〇の支援を整えてほしいです。」


④自分の経験(任意)

その考えにつながる経験や背景を添えます。参考にした調査や資料でも構いません。

「私自身、〇〇について学ぶ機会がなく、△△と感じたことがあります。」

「実際に〇〇といったことが教育現場で起きています。」

「〇〇の調査結果からも、この学びが必要だと考えます。」


①では意見を提出したい課題や問題点について、②ではそれがなぜ問題なのか、③では追加・変更してほしい内容や、必要だと思う支援を書きます。


何を書くか迷ったら、こんな問いから考えてみることもできます。

例えば、

・あなたは学校で、性について何を学べたらいいと思いますか?

・子どもたちに、どのようなことを学んでほしいですか?

・教える立場、支える立場から、困っていることはありますか?


個人的な経験を書く場合も、つらい体験を詳しく説明したり、自分や他の人が特定される情報を入れたりする必要はありません。


パブコメは、賛成・反対の数を競う投票ではありません。意見の数ではなく内容を考慮すると説明しています。書き方のヒントを参考にしながら、自分の考えや理由を、自分の言葉で伝えてみませんか。わたしたちの社会のこと、わたしたちの声で変えていきましょう。


■もっと知りたい方へ(調査・資料一覧)

1.若者や保護者は、どんな性教育を求めている?

学校で学んだこと、もっと知りたかったこと、性について相談できる人や場所などを、全国5,000人に尋ねた調査:ピルコン「性教育と緊急避妊薬に関する意識調査2026」


この調査で分かった主なポイント

①「性教育に満足」と答えたのは18%

② 今、重要だと思う性教育の内容の上位は、「避妊」「妊娠・出産」「性的同意・性暴力」

③ 保護者の約8割が、避妊や性的同意を含む性教育を中学校までに教え始めるのが適切と回答 


→この調査からは、学校で実際に学んだ内容と、若者や保護者が必要だと考える内容にはギャップがあることや、早期からの性教育を求める声が多数あることが分かりました。


2.学校では、性について教えにくい?「はどめ規定」って何が問題なの?

「はどめ規定」が学校現場でどのように受け止められ、指導を行う上でどのような課題があるのかを、教職員らに尋ねた調査:ピルコン「『はどめ規定』の運用課題に関するアンケート調査結果」


この調査で分かった主なポイント

①学校で必要な教育が扱いにくい背景として、「『はどめ規定』があるため扱いにくい」が62.2%で最多

②性教育を実施しやすくなるために必要な施策として、「はどめ規定の削除・見直し」が71.3%で最多

③61.5%が「性についての学習は、個別のリスク対策ではなく、児童生徒全員のウェルビーイングのための重要」と回答


→回答した教職員からは、性教育を個別指導ではなくすべての子どもが学べる内容として充実させること、そういった必要な教育を行うために「はどめ規定」の見直しを求める声が多く示されました。


3.文部科学省は、どう説明している?

1998年の学習指導要領改訂にて、中学校保健体育に「妊娠の経過は取り扱わないものとする」等のいわゆる「はどめ規定」が明記されました。現在も、こうした規定が学校現場で性交や避妊を扱う際の障壁になっている、との指摘があります。

また、性暴力の予防を目的とする「生命(いのち)の安全教育」が全国で展開されていますが、「性教育ではない」と説明されています。


文部科学省は、「はどめ規定」について、該当する内容を「教えてはならない」という趣旨ではないと説明しています。学習指導要領に示されていない内容についても、必要に応じて指導すること自体は可能とされています。


ただし、性に関する指導を行う際には、


① 児童生徒の発達の段階を踏まえること

② 学校全体で共通理解を図ること

③ 保護者の理解を得ること

などに配慮するとともに、


④ 事前に集団で⼀律に指導する内容と個々の児童⽣徒の状況等に応じ、個別に指導する内容を区別しておくなど、計画性をもって実施すること


が重要とされています。


つまり、「教えてはいけない」としているわけではありませんが、何を集団で教え、何を個別指導で扱うのかの判断や、保護者との調整など、実際の運用にあたって学校側に多くの判断や対応が求められる仕組みとなっています。


なぜこのような規定が設けられたのか、これまでの国会や文部科学省でどのような説明がされてきたのかについては、下記にまとめています。


4.国際的には、どんな学びが大切とされている?

国際的な性教育の指針・ガイドラインの一つに、UNESCOなどの国際機関がまとめた『国際セクシュアリティ教育ガイダンス』(以下、『ガイダンス』)があります。5歳から18歳以上までの子どもや若者を対象に、年齢や発達段階に応じて、性について継続的・段階的に学ぶ内容が示されています。


【国際的な性教育で大切にされているポイント】

①からだや生殖だけでなく、幅広く学ぶ

妊娠・避妊・性感染症だけでなく、人間関係、人権、ジェンダー、同意、暴力と安全、健康やウェルビーイングなども含めて学びます。


②人権を基盤に、自分と相手を尊重する力・スキルを育む

自分の権利を知ること、自分のからだや健康について考え選択すること、相手の権利や意思を尊重すること、困ったときに助けを求めることなども大切な学びとされています。


③科学的に正確で、性をポジティブに捉える学び

科学的に正確な知識をもとに、性を危険や問題として捉えるのではなく、自分のからだや気持ち、人との関係、健康やウェルビーイングに関わるものとして、ポジティブに捉えることも大切にされています。


【どんな効果があるの?】

『ガイダンス』によると、カリキュラムに基づく性教育プログラムによって、下記のような効果が期待できるというエビデンスが示されています。


・初交年齢の遅延

・性交の頻度の減少

・性的パートナーの数の減少

・リスクの高い行為の減少

・コンドームの使用の増加

・避妊具の使用の増加


性について学ぶことは、性行動を促すのではなく、リスクの高い性行動を減らすことが研究から示されています。人権を軸にした学習内容が質の高い性教育につながります。



■広めよう、みんなのパブコメ キャンペーン

国へのパブコメ提出後、送った文章をピルコンにも共有してもよい方は、こちらのフォームから共有してもらえませんか?

個人が特定されないよう、適宜編集をした上で、こちらで公開させていただきます。

どのような意見があるのかを知り、今後の政策提言を考えるために活用します。紹介の可否は、ご自身で選べます。


▼提出した文章をピルコンに共有してくださる方は以下のリンクへ


※共有への参加は自由です。このフォームから国に意見を提出することはできません。


ご意見などお気軽にお寄せください

メッセージが送信されました。

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