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性教育を知ろう、学ぼう、広げよう
性教育についての注目が昨今高まっている中、
大人が性教育について知る機会、学ぶ機会は、まだまだ限られています。
+C(プラスシー)は性教育について、ふらっと知ったり、考えたり、広げたりするブックカフェのような場所。
「+C」のCは、は包括的性教育(Comprehensive Sexuality Education)の頭文字、また、カフェ(Cafe)や選択(Choice)、コミュニケーション(Communication)の頭文字でもあります。
自分で人生が選択でき、人と人とのつながりを大切にする学びとしての性教育を、知って、学んで、広げていきましょう。

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性的同意をどう教える?国際基準から考える生命の安全教育の課題
2023年の刑法改正で、日本の法律にはじめて「性的同意」という考え方が明記されました。これまでの法律では、「暴力や脅しがあったかどうか」が中心でしたが、これからは「相手の同意があったかどうか」が判断の軸になります。この法改正は、社会全体に「性は合意のもとで行うもの」という大きなメッセージを示した出来事です。では、この変化を教育の現場にどう活かすことができるのでしょうか。 刑法改正の背景 これまでの刑法では、性犯罪の成立要件は「暴行・脅迫の有無」が重視されていました。被害者が抵抗できなかった場合や、信頼関係を利用した行為は「不同意」であっても罪に問えないことが多かったのです。 こうした不備は国際的にも批判され、被害者支援団体や市民の声が後押しとなり、2023年に刑法が改正されました。新しい基準では「同意があったかどうか」が大切な判断の軸になります。 性的同意とは何か 性的同意とは、単なる「Yes/NO」を確認する行為ではありません。性的同意は、性行為が何かについて十分に知っていること、そして行為の結果どういった可能性やリスクがあるのかにつ


子どもたちの性の情報源はどこから?〜ポルノが“性の教科書”にならないために~
「からだや性について知りたい」と思うのは、ごく自然な欲求です。思春期に自分のからだの変化や恋愛感情に直面したり、そして自分と人との違いが気になったりするなかで、ときに不安になったり、これってどういうことだろうと疑問をもち考えたりすることは、珍しいことではありません。 では、子どもたちが「知りたい」と思うその問いに対して、応えてくれる安全で信頼できる情報先はどこにあるのでしょうか。ここでは、日本性教育協会による『「若者の性」白書 第9回青少年の性行動全国調査報告』などの調査から、子ども・若者たちの性情報の現状についてまとめました。そして、もっと安心して安全な性情報を入手できるために、日本の学校教育にどのような課題があるかについて考察していきます。 データから見える現状 ✔「性交」について知るのは、半数近くが小学生まで、8割が中学生まで 日本性教育協会「若者の性」白書によると、大学生と高校生に「性交について知った時期」を尋ねたところ、 半数近くが小学生までに知った と回答しました。このときのアンケート回答者のうち、学校で性交について教わったと回答し


包括的性教育は、子どもや若者にどのような影響を与えるの?
避妊や性感染症の予防だけが性教育ではありません。包括的性教育は、ジェンダー、人権、関係性など、性にまつわる多様な側面を扱う教育アプローチとして、世界中で注目を集めています。最近ではその効果を示す研究も増えており、子どもや若者の成長にどのような影響を与えるのか、実証的に検討さ...


性教育に“プレジャー”の視点を取り入れる~包括的性教育の質と包摂性を高める新たな視点~
性教育と言えば、避妊方法や性感染症の予防といった「リスク回避」の側面がイメージしやすいかもしれません。しかし最近では、安心できる関係の中で性を楽しむことや、自分の望みや境界線を尊重する力を育むことも重要だとされてきています。...


包括的性教育が教育システムに統合されるには? ~低・中所得国における課題と鍵を探る研究より~
包括的性教育は、若者の性と生殖に関する健康(SRH)を促進するための重要な教育アプローチとされています。しかし、特に低・中所得国では、教育制度への統合に際してさまざまな障壁が存在しています。 マリズガニ・ポール・チャヴラらによる論文「 Factors influencing...


世界各国で、包括的性教育はどのように取り組まれているの?
1994年の国際人口開発会議(ICPD)では、思春期の若者が責任ある意思決定を行い、自らのセクシュアリティに対して前向きに向き合えるようにするため、より広い視点で性の健康に投資する必要性が強調されました。 しかし実際には、避妊へのアクセス不足、安全でない中絶、ジェンダーに基...


包括的性教育を行う教師の葛藤とその背景とは?
国連教育科学文化機関(ユネスコ)は2009年に、若者の年齢や文化に応じた正しい科学的知識と技能を身につけることで、適切な性行動に関して責任ある選択ができるようにするため、「包括的性教育」を提唱しました。 性教育を効果的に実施するためには、教員が性教育を行う自信がないことや、...


包括的性教育による効果ってどんなもの?~30年にわたる研究で明らかになったこととは?~
性教育には、子ども・若者達の性の健康とウェルビーイングにとって重要な役割を果たしています。妊娠や性感染症の予防の他、どんな有効性があるのか、30年間の性教育の実践研究を分析して、大きな影響を及ぼす力があることが分かっています。 エヴァ・S・ゴールドファーブらによる「...


若者の8人に1人が被害?性的グルーミングの実態とは?
グルーミングとは? 「グルーミング」とは、もともとは「毛づくろい」の意味ですが、子ども・若い人たちとの“信頼関係”を築くふりをしながら、大人との性行為やわいせつな行為を行う手口のことを指します。 被害にあった人は決して悪いわけではなく、悪いのは、グルーミングをしてきた相手で...


性教育は何歳から始めるの?
性教育は何歳から始めるものなのでしょうか?5歳?それとも思春期?それとも結婚してから?


日本の性教育はどうなっているの?
国際的なスタンダードである包括的性教育から遅れをとっているといわれる日本における性教育。学校ではどんなことを教えていて、家庭や地域でできることはどんなことがあるのでしょうか?


包括的性教育とは?
包括的性教育とは、人権・ジェンダー平等を基盤に、人間関係やコミュニケーションなども含め、幅広く学ぶ性教育のことです。
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