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若者の8人に1人が被害?性的グルーミングの実態とは?

更新日:5月30日


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グルーミングとは?

「グルーミング」とは、もともとは「毛づくろい」の意味ですが、子ども・若い人たちとの“信頼関係”を築くふりをしながら、大人との性行為やわいせつな行為を行う手口のことを指します。被害にあった人は決して悪いわけではなく、悪いのは、グルーミングをしてきた相手です。


若者の8人に1人が被害を経験


チャイルド・ファンド・ジャパンが実施したアンケート若者を対象としたグルーミングに関する調査」(2024)によると、オンラインで性的画像や面会等の要求を経験したことがある若者は約8人に1人(12.4%)の割合でした。

また、そのうち周りの人や相談機関に相談したのは4.7%のみでした。

そもそも、「グルーミング」という言葉を知らない若者が7割で、教育や啓発活動をする必要があるとされています。


どこでグルーミングを経験?

調査によると、グルーミングを経験したきっかけについて、知らない人からチャットがくることは女性の方が多かったですが、男性もオンラインゲーム機器を通じて連絡がくる割合が多くありました。

また、知らない人と接触をするツールはXが多く、LINEでの接触が若年層になるほど多いという結果になりました。

若者が普段使っている身近なSNSを通して、グルーミングの加害者から接触を受けることが多いと明らかになっています。


相談につながるケースは少ない

多くの子ども・若者がグルーミングの被害のリスクを抱える一方で、オンラインで知り合った相手から、性的会話・性的画像送信・面会を要求されても、ブロックしたり無視したりするケースが半数を占めていて、相談するケースは少なかったという結果になりました。


性的グルーミングは、子どもが持つ承認欲求や性的な興味、罪悪感、脅されるなどの恐怖などを利用して起こる行為です。

大人からも普段からこのようなことが起きることを話しておき、グルーミング被害にあった人が悪いわけではないこと、不安に感じたらすぐに相談していいこと、力になることなどを繰り返し伝えたり、グルーミングに対抗するスキルを学ぶことが重要です。



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